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台湾留学を考えている人必見:師範大学の語学学校をご紹介!どんな語学学校?学費は?申請方法解説。

台湾ワーキングホリデー

台湾で中国語を学びたい!と思ったとき、まず候補に挙がるのが 国立台湾師範大学(師大 / Shīdà) の語学学校「国立台湾師範大学国語教学センター」だと思います。 
台北市に市に位置し台湾でも特に有名な語学学校のひとつで、毎年世界中からたくさんの留学生が集まります。
私も今(2025年10月時点)この師範大学で、中国語(台湾華語)を学んでいます。今回は、私が通っている師範大学の紹介を私が実際に通いながら感じていることも含めて紹介していきたいと思います。

1. 師範大学ってどんなところ?

私が通っている 台湾師範大学(台湾の人たちはよく省略して師大 / Shīdàと呼んでいます。) は、台北市のど真ん中にある歴史ある大学です。もともと「先生を育てるための大学」として設立されたこともあって、教育学や語学教育にとても力を入れている学校です。語学学校もその一環で、世界中から中国語を学びに学生が集まってきます。
実際に僕のクラスもアメリカ、カナダ、フランス、イスラエル、タイ、韓国、インドネシア、アルゼンチン、スウェーデンとアジアを超えて各大陸から様々な国籍の人達がいました。
それだけでも特別な経験を出来た気がします。

キャンパスは大きすぎず、小さすぎずという感じです。校舎は古いものもありますが、どこか落ち着いた雰囲気があって、台湾らしい温かさを感じます。
図書館や自習スペースも充実しているので、授業後に勉強を続ける場所にも困りません。
ジムやプールや運動できるスペースもあります。ジムはお金を払えば通うことができます。
語学センターの道路を挟んでの反対側には、室外ですが食堂もあります。

さらに周辺環境も便利です!徒歩圏内にカフェやレストラン、文房具屋、学生向けのショップがいっぱいあって、昼食や夕食だけでなく生活に必要なものはほぼそろえることができます。
師大夜市も近くにあります。
僕もよく授業後にクラスメイトと一緒に食べに行きます。値段は台湾の中では少し高めのお店も多いですが学生割引ができるところも多いです。
授業が終わったあとに友達と夜市を見て回っていいお店があったら入って食べてみるのは、日課みたいになっています。

2. 語学学校(Mandarin Training Center / 國語教學中心)の特徴

私が通っているのは、台湾師範大学の語学学校「Mandarin Training Center(MTC)」
よくMTCと呼ばれています。

■ 歴史と実績

MTCは1956年に設立された、台湾で最も歴史のある中国語教育機関のひとつです。台湾で中国語を学ぶならMTCというくらい有名です。
長年の実績とノウハウがあるので安心して勉強できます。
実際に私も通って勉強していますが、教える先生方もとても上手です。教科書を使いながら、アウトプット、インプット、文法、単語、文の構造、発音など丁寧に教えてくれます。

参考: 国語センターの紹介

紹介映像も載せておきます。

■ レベル分けがとても細かい

学期が始まる前にレベル分けテストがあり、自分のレベルに合ったクラスに振り分けられます。
初心者向けのゼロスタートのクラスから、新聞やニュースを題材に討論する上級クラスまで段階的に用意されているので、どんなレベルからでもしっかりステップアップできます。
僕の場合は全く中国語ができない中で行ったのでテストを受けず一番最初のレベルから勉強を開始しました。

■ 少人数制でしっかり話せる

普通範と密集班と別れます。密集班はもっと一生懸命勉強したい人のためのクラスです。普通班に比べて授業が早く進みます。密集班は一日50分の三コマ、普通班は一日二コマです。
密集班、普通班の中でも、さらに、A、Bで分かれており、Aの方が6-10人と人数が少なくより、発言や先生のケアもあります。Bは13-20人です。


師範大学国語教学中心 – 学期班 参照

私のクラスは、授業中に全員が発言する機会があって、自然と「話さざるを得ない」雰囲気です。先生も一人ひとりをしっかり見てくれて、発音や文法の細かいところまで丁寧に直してくれるので、実力がついていくのを感じます。
最初のレベルゼロのクラスは英語の説明も多く、授業の進行も英語で行われるので、少し難しさも感じました。
もし、英語の不安がある方は、日本語ができる先生を希望をメールで伝えてみてもいいかもしれません。僕は希望したわけではありませんが、英語も日本語も流暢な先生だったので助かりました。

■ 世界中から集まる仲間

そして、前半にも書きましたが、MTCの一番の魅力は、やっぱり国際的な環境!アジアはもちろん、ヨーロッパ、アメリカ、中東、アフリカまで、世界中から学生が集まっています。授業の中で文化の違いが話題になることも多くて、中国語を学ぶだけじゃなく「世界のいろんな考え方や文化」に触れられるのも面白いところだと感じています。
放課後にクラスメイトと夜市に行ったり、週末に旅行に出かけたりと、友達も作りやすい環境です。

3. 師範大学(MTC)の申請の仕方

台湾師範大学の Mandarin Training Center(MTC) に留学するには、少し準備が必要ですが、流れ自体はシンプルです。ホームページの説明があまり細かくなく最初は戸惑いましたが、順を追って進めれば大丈夫でした。

■ 1. 留学時期とコースを決める

まずは「いつ留学するか」と「どのコースにするか」を決めましょう。
MTCは 4学期制 で、春(3月〜5月)、夏(6月〜8月)、秋(9月〜11月)、冬(12月〜翌年2月)と、1年に4回入学のチャンスがあります。
1学期だけ通う「短期コース」もあれば、2学期以上続けて通う「長期コース」もあります。自分のスケジュールや中国語学習の目的に合わせて選ぶと良いです。
基本的に、学期の申請は一カ月前のなので余裕をもって準備してください。

■ 2. 必要書類を準備する

申請に必要な書類は主に以下の通りです(学期やコースによって多少異なる場合があります):

  • 入学申請書(オンライン提出可能)
  • パスポートのコピー
  • 高校もしくは高校同等以上の学歴を証明できる文書のコピー
  • 残高説明書
  • 健康診断書(健康診断はオンラインから必要なフォーマルをダウンロードして中国語も可能な病院にもっていきました。受け取るまでに一週間から二週間ほどかかりました。僕の場合は、学校の締め切りが間に合わなかったので、メールで問い合わせて先に、他の書類を出して他の書類は後から出しました。)


私の場合は申請後、数日後にMTCから確認メールが届きました。
ここで学生IDの番号をもらえます。
師範大学の学生になれた気がします。

師範大学国語教学中心 – 申請方法 参照

■ 3. オンラインでトテストを受けて、希望する授業時間と種類を選択

注意しないといけないことは、事前にオンラインでテストを受けず、希望する授業時間を選択してオンラインで入力しなかった場合は、登録日に手続きを直接行う必要があります。
遅延手数料で台湾ドルで1000元、日本円にすると5000円ほど出さないといけないみたいなので気を付けてください。
ただ、僕の場合は中国語のレベルが本当に初心者だったのでレベルテストは行わず授業のレベル、時間帯の設定を行いました。


■ 4. 学費の支払い

申請が受理されると、指定された授業のスケジュールが送られます。そのあと、学費の支払いの案内のリンクが届きます。

学費はコースや学期によって異なります。サマースクールという学期は二カ月しかないのですがその分安いです。傷害保険料や登録料も一緒に支払います。支払いは銀行振込やオンライン決済が可能です。
僕は日本のクレジットカードで支払いました。

■ 5. 学生ビザの申請(必要な場合)

台湾に 90日以上滞在 する場合は、ビザが必要です。
学生ビザ(Resident Visa)で滞在する場合は、MTCから発行される 入学許可証(Admission Letter) を持って、台湾の大使館・領事館でビザを申請します。
私の場合はワーキングホリデービザを申請したので特に学校関連の書類は必要ありませんでした。
台湾領事館でスムーズに手続きできました。大体一週間ほどでビザをもらうことができます。

■ 6. 登録・オリエンテーション

開校前にMTCで 入学手続きとオリエンテーション があります。

  • 学生証の受け取り
  • クラスの確認
  • 校内施設や周辺環境の案内

オリエンテーションは英語での説明でしたが、日本人も多く入学する学校なので、日本語の学校ガイドブックや、オリエンテーションの後に、日本語ができる台湾スタッフの案内もあるのでそんなに心配しなくても大丈夫だと思います。
学生証の受け取りの日も日本人であることを伝えたら、日本語ができる人が案内してくれました。

学費案内 (2025年10月時点価格)

学費はちょっと高めですね。
でも、授業や場所に満足しているので通っています。

普通班(Regular)

  • Aクラス(6~10人)
    • 1学期(3ヶ月):NT$29,100
    • 夏学期(2ヶ月):NT$19,400
  • Bクラス(13~20人)
    • 1学期(3ヶ月):NT$25,800
    • 夏学期(2ヶ月):NT$14,400

密集班(Intensive)

  • Aクラス(6~9人)
    • 1学期(3ヶ月):NT$39,600
    • 夏学期(2ヶ月):NT$26,400
  • Bクラス(13~18人)
    • 1学期(3ヶ月):NT$28,800
    • 夏学期(2ヶ月):NT$19,200

個別指導(1対1)

  • 10時間コース(三カ月):NT$14,400
  • 6時間コース(三カ月):NT$86,400

※1ヶ月プログラムは個別指導のみ提供されます。二カ月、一カ月はもっと安いです。

授業料(台湾元/NTD) ホームページ参考

その他の費用

  • 登録料:NT$1,000(新規・再入学者)
  • 保険料:2ヶ月:約NT$235、3ヶ月:約NT$350
  • 教材費:1学期あたり約NT$1,200(目安)

教材費は最初の入学の時に支払えば、あとからは必要ありません。

コースの特徴

  • 一般コース(Regular):週10時間の授業(一日2時間)に加え、週5時間の多様な言語訓練が自ら選択して受けなければなりません。大体、漢字の練習や発音の練習が大講義室で行われます。それか、図書館での自習の時間も含まれます。Aクラスは少人数制で、Bクラスは大人数での授業となります。
  • 密集コース(Intensive):週15時間の集中授業(一日3時間です)で、語彙や文法の習得に重点を置いています。Aクラスは少人数制で、Bクラスは大人数での授業となります。早く台湾華語を習得したい方は密集クラスのAクラスを選択されたらよいかもしれません。私が密集コースのAなのですが、値段は高いですがその分、進度も早く宿題やテストも多いので勉強せざる得ません…!

まとめ

MTCでは、学習スタイルや目的に応じて、一般コースと密集コースを選択できます。密集コースは短期間で集中的に学びたい方に、一般コースはじっくりと学びたい方におすすめです。自分の学習スタイルや目的に合わせて、最適なコースを選んでください。

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