映画概要
時代は朝鮮戦争時です。
「5,000分の1の大ばくち」と言われた韓国に連合軍を上陸させ北朝鮮から取り戻す仁川上陸作戦が行われます。
実は、その作戦が成功するために、裏で犠牲になった男たちがいました。
それは、マッカーサーの指令により、北朝鮮にスパイとして送られた『チャン・ハスク大尉』達による決死のスパイ活動と仁川上陸作戦実行までを描きます。
実話をもとにした映画です。
- 北朝鮮で行うスパイ活動(バレルかバレないかのハラハラドキドキのスリル感)
- 銃撃戦や仁川上陸作戦の実際の戦争を彷彿させるド派手なアクション
- 北朝鮮の実態やその当時の時代がありありと描かれる(歴史の勉強になる)
- 涙なしでは見ることが出来ない感動のシーンも!
- 何よりも実在の人物というところに胸を打たれる!!
「新しき世界」のイ・ジョンジェらのほか、「96時間」「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソンも出演し、朝鮮戦争の局面を一変させた、ダグラス・マッカーサーの指揮による「クロマイト作戦(仁川上陸作戦)」を描いた韓国製戦争アクション。1950年、南への侵攻を進めた北朝鮮はソウルを陥落し、朝鮮半島の大部分を支配下に収めた。連合国軍最高司令官マッカーサーは劣勢となった戦局を打開するため、仁川(インチョン)への上陸作戦を計画。周囲から猛反対を受けた無謀な作戦を成功へと導くには、諜報部隊として北朝鮮軍に潜入したチャン・ハスク大尉にかかっていた。マッカーサー司令官役をニーソンが演じた。監督は「戦火の中へ」「サヨナライツカ」「私の頭の中の消しゴム」などで知られるイ・ジェハン。
2016年製作/110分/韓国
原題:Operation Chromite
配給:クロックワークス(映画.com https://eiga.com/movie/87468/)
映画の時代の背景
韓半島は今も、北朝鮮と韓国の北と南で分裂しています。
もともと一つの国だったことは知っていますよね??
しかし、日本から解放された韓国を38度線で分け、北はソ連がそして、皆にはアメリカが占領するようになります。
もともとは、ある程度、独立したら、韓国、北朝鮮共に、アメリカ、ソ連は手を引きと言いつさせる予定でした。
しかし、1950年のある日、北朝鮮が突然、韓国に侵略してくるのです。
このようにして始まった戦争が朝鮮戦争です。
何の準備もしていなかった韓国は、あっという間に侵略されていき、残すところ釜山のみとなってしまいます。
その、韓国を取り返すべき、連合国軍最高司令官マッカーサーは仁川(インチョン)への上陸作戦を計画します。
この作戦を仁川上陸作戦、または、クロマイト作戦と言います。(この映画のタイトルです)
しかし、仁川作戦はとても危険な戦略。
そこで、マッカーサーはこの作戦を成功へと導くために、北朝鮮軍にチャン・ハスク大尉率いるスパイを送ります。
そして、チャン・ハスク大尉の活躍により仁川上陸作戦は無事に成功することになります。
韓国という国を知るためにもぜひ見て欲しい!!
この映画は隣の国、朝鮮戦争を通して韓国がどのような痛いを経験した国なのか、
そして、北朝鮮という国がいかに恐ろしい国なのかということこをよりリアルに伝えてくれると思っています。
韓国が南北に分かれているという事実、また、北と南で殺し合ったという事実。
それだけを聞けば、なんだか他人ごとのようにも感じます。
しかし、実際には、昨日までは同じ同族だった、家族だったもの同士で殺し合い、世界中から集まった兵士たちによって、韓国の版図があたり一面焼け野原になってしまうというとても悲惨な戦争なのです。
その当時の韓国の葛藤、痛みを知るためにもとても良い映画なのではないかと思います。
見どころ、感想
迫力満点のアクションシーン
韓国ならではの激しいアクションと、そして祖国のために命懸けで戦うチャン・ハスク大尉の姿、仁川上陸作戦の演出、北朝鮮が実際に行っていた暴虐などかなりリアルにそしてド迫力で描かれています。
アクションが好きな人にオススメです。
最初から最後までハラハラドキドキ
北朝鮮に侵入するスパイ活動の映画なので、本当に最初から最後まで、目が離せません。
ハラハラドキドキです。
いかに危険な作戦であったのか、その様子がとてもありありと伝わってきます。
歴史の勉強に
今も、北朝鮮と韓国で別れていますが、共産圏と民主圏、世界中の多くに国が朝鮮戦争に何らかの形で関わることで多くの犠牲者を出しました。
しかし、韓国も北朝鮮に乗っ取られてしまえば、今の日本の姿も違ったかもしれません。
朝鮮戦争はどのような戦争だったのか、忘れてはいけない内容を教えてくれます。
涙なしでは見ることが出来ない胸打たれるシーンも
そして、やはり韓国映画です。
ところどころのシーンでとても情にあふれる感動のシーンがあります。
戦争が引き起こすか家族や愛する人の別れ、その悲痛さが描かれています。
僕は、涙なしでは見ることが出来ませんでした。
命がけの任務を遂行した男の覚悟
命を命と思わない北朝鮮へ侵入することは、とても恐ろしいことです。
なぜ『チャン・ハスク大尉』は、危険な任務を行うことができたのか。
祖国のためと命を顧みず、戦う『チャン・ハスク大尉』の姿には非常に胸を撃たれます。
小さな半島で世界を巻き込んだ戦いが起きたとき、祖国を背負い立ち上がった男はどのようにして戦っていったのか、もう、最初のシーンから最後のまで目が離すことが出来ません。
韓国という国をより知るためにも、また、歴史の勉強という意味でもぜひぜひ見て欲しい映画です!!!
ただ、純粋に映画としてもアクション映画としては大傑作だと思います。
今も、まだ休戦協定である韓国と北朝鮮。
1950年、韓半島小さな半島で世界中を巻き込んだ戦争が起きました。
その時、愛する家族と国をまもるため知られざる命がけで戦った男たちがいました。
これは、実際にあった話です。
歴史が動くその時、男たちはどのように戦ったのか、ぜひ、まだ見てない人は見てください。
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